夜景や暗い場所での撮影に便利な「ナイトモード」ですが、自分のiPhoneで使えないと悩んでいませんか?ナイトモードはすべてのiPhoneに搭載されているわけではなく、対応機種や設定によって利用できるかが変わります。
本記事では、ナイトモードの対応機種や設定方法、アイコンが表示されない原因、ナイトモードがない場合の代替策を解説します。この記事を読めば、暗い場所でも鮮明な写真を撮影できるようになります!
- ナイトモード対応機種と機能の違い
- ナイトモードの使い方と設定方法
- ナイトモードのアイコンが表示されない原因と対処法
- ナイトモード非対応のiPhoneで夜景を綺麗に撮る方法
iPhoneのナイトモードは機種によって利用可否が異なり、設定や環境によっても影響を受けます。ナイトモードが使えない場合は、設定を確認したり、撮影テクニックを活用することで美しい夜景を撮ることが可能です。もし高品質なナイトモード撮影を求めるなら、最新のiPhoneへの買い替えも選択肢に入れてみてください!
iPhoneでナイトモードがない原因と対処法

- ナイトモード対応機種を確認する
- iPhoneのナイトモードはいつから搭載された?
- ナイトモードのやり方と基本設定
- ナイトモードのアイコンが表示されない理由
ナイトモード対応機種を確認する
iPhoneのナイトモードは、機種によって対応状況が異なります。すべてのiPhoneに搭載されているわけではなく、特定のモデル以降でのみ利用できます。そのため、まずは自身のiPhoneがナイトモードに対応しているかを確認することが重要です。
ナイトモードが初めて搭載されたのは2019年に発売されたiPhone 11シリーズです。それ以前のiPhoneではソフトウェアの更新を行ってもナイトモードを使用することはできません。また、iPhone 11以降のモデルでも、すべてのカメラレンズが対応しているわけではありません。たとえば、iPhone 12やiPhone 13の標準モデルでは広角レンズのみ対応し、超広角レンズではナイトモードを使用できませんでした。一方、iPhone 12 ProやiPhone 13 Proでは、広角・超広角・望遠のすべてのレンズでナイトモードが利用可能となりました。
最新のiPhone 15シリーズでは、標準モデル(iPhone 15 / 15 Plus)でも広角と超広角レンズでナイトモードが利用でき、Proモデル(iPhone 15 Pro / 15 Pro Max)ではすべてのレンズが対応しています。特に、Proモデルでは最新の画像処理技術により、より鮮明でノイズの少ないナイトモード撮影が可能となりました。
このように、iPhoneのナイトモード対応機種は、モデルごとに異なるため、利用したい機種がどの程度の対応をしているか事前に把握しておくことが大切です。自分のiPhoneでナイトモードが使えない場合は、機種の仕様を確認し、必要に応じて買い替えや代替手段の検討をすることが重要です。
iPhoneのナイトモードはいつから搭載された?
iPhoneのナイトモードは、2019年9月に発売されたiPhone 11シリーズから初めて搭載されました。それ以前のiPhoneでは、暗い場所での撮影は手ブレやノイズが発生しやすく、明るさを調整するためにはフラッシュを使用するか、手動で露出補正を行う必要がありました。しかし、ナイトモードの登場により、暗所でもより明るくクリアな写真が撮影できるようになりました。
iPhone 11シリーズでは、ナイトモードは広角レンズのみ対応していましたが、翌年のiPhone 12シリーズで超広角レンズとフロントカメラにも対応。さらに、iPhone 12 ProとiPhone 13 Pro以降では望遠レンズでもナイトモードが利用できるようになりました。特に、iPhone 13 Proシリーズでは、LiDARスキャナーと組み合わせることで、暗所でのピント合わせがより速く、正確になりました。
2023年発売のiPhone 15 Proシリーズでは、48MPの高解像度センサーと最新のAI画像処理技術を活用し、ナイトモードの画質がさらに向上しました。また、星空撮影にも対応し、三脚を使うことで最大30秒間の長時間露光が可能となりました。
このように、ナイトモードは年々進化しており、特にProモデルではより高度な撮影が可能になっています。そのため、暗所撮影を頻繁に行う場合は、最新のProモデルを選ぶとより満足のいく写真を撮影できるでしょう。
ナイトモードのやり方と基本設定

iPhoneのナイトモードは、自動で作動する仕組みになっています。暗い環境でカメラアプリを開くと、ナイトモードが自動的にオンになり、月のアイコンが画面上部に表示されます。ただし、特定の条件下では手動でナイトモードを調整することも可能です。
- カメラアプリを起動する
iPhoneのカメラアプリを開き、通常の写真撮影モードにします。ナイトモードはポートレートやビデオモードでは使用できません。 - 暗い場所で撮影する
ナイトモードは、周囲の明るさが50ルクス以下(ろうそくの光程度)になると自動的に作動します。明るい場所ではナイトモードは起動しません。 - ナイトモードを手動調整する
画面上部に月のアイコンが表示されたら、これをタップすると露光時間のスライダーが出現します。ここで1~30秒(機種によって異なる)の範囲で露光時間を調整できます。 - 撮影時の安定性を確保する
ナイトモードは、長時間露光によって明るい写真を撮るため、手ブレを防ぐことが重要です。脇を締めてしっかりと構えるか、三脚を使用するとよりクリアな写真が撮れます。 - 撮影後に編集する
撮影後、「写真」アプリの編集機能を使って、明るさやコントラストを調整すると、より綺麗な仕上がりになります。
このように、ナイトモードは基本的に自動で動作しますが、手動で露光時間を調整することで、より最適な撮影が可能になります。特に、夜景や星空撮影では、長めの露光時間を設定し、三脚を使用することで、より美しい写真を撮影できるでしょう。
ナイトモードのアイコンが表示されない理由
ナイトモードのアイコン(月のマーク)が表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。ナイトモードは特定の条件下でのみ作動するため、アイコンが出ない場合は環境や設定を確認することが大切です。
- 明るすぎる環境で撮影している
ナイトモードは、暗い場所で自動的にオンになる機能です。そのため、周囲の明るさが一定以上(約50ルクス以上)の場合、ナイトモードは起動せず、アイコンも表示されません。この場合、ナイトモードを使う必要がないため、通常のカメラモードで撮影するのが適切です。 - フラッシュやLive Photosがオンになっている
フラッシュが「自動」または「オン」に設定されている場合、ナイトモードは無効になります。また、Live Photosが有効になっていると、ナイトモードが自動でオフになる仕様になっています。アイコンが表示されない場合は、カメラの設定を確認し、フラッシュとLive Photosをオフにしてみてください。 - ナイトモード非対応のレンズを使用している
iPhoneの一部のモデルでは、超広角レンズや望遠レンズではナイトモードが使用できない場合があります。たとえば、iPhone 12の標準モデルでは広角レンズのみ対応しており、超広角レンズを選択するとナイトモードのアイコンは表示されません。使用するレンズを変更することで、ナイトモードが有効になるか確認しましょう。 - iOSのバージョンが古い
ナイトモードの機能はiOSのアップデートによって改善されることがあります。もしナイトモードのアイコンが表示されない場合は、最新のiOSにアップデートすることで問題が解決する可能性があります。
このように、ナイトモードのアイコンが表示されない理由はいくつか考えられます。設定や環境を確認し、適切な対処を行うことで、ナイトモードを正しく利用できるようになります。

iPhoneでナイトモードがない時の設定と代替策

- iPhone 15のナイトモードの特徴と注意点
- ナイトモードの時間設定と最適な使い方
- ナイトモードがいらない場合の無効化方法
- ナイトモード非対応機種で夜景を綺麗に撮る方法
- 最新機種への買い替えが必要なケース
iPhone 15のナイトモードの特徴と注意点
iPhone 15シリーズのナイトモードは、ハードウェアとソフトウェアの両面で改良され、夜間撮影のクオリティが向上しました。特に「スマートHDR 5」と「フォトニックエンジン」の組み合わせにより、暗い環境でもノイズを抑えた鮮明な写真が撮影できます。
しかし、使用時の注意点もあるため、特徴と合わせて理解しておきましょう。
進化した画像処理技術でより明るく鮮明に
新たに搭載された「スマートHDR 5」と「フォトニックエンジン」により、暗所でのディテール再現性が向上。夜景の細部までくっきりと撮影できます。従来モデルと比べても、ノイズが少なく自然な色合いに仕上がるのが特徴です。
Proモデルは全レンズでナイトモード対応
iPhone 15の標準モデルでは、広角レンズと超広角レンズでナイトモードが使用可能。一方、iPhone 15 Pro・Pro Maxでは望遠レンズにも対応し、遠景の夜間撮影がより美しく撮れます。これにより、ナイトモードの活用シーンが広がりました。
フロントカメラでもナイトモードが利用可能
セルフィーカメラでもナイトモードが使えるため、暗い場所での自撮りがより鮮明に。従来はProシリーズ限定の機能でしたが、iPhone 15の標準モデルでも対応しています。
長時間露光のため手ブレに注意
ナイトモードは長時間露光を行うため、撮影時に手ブレが発生すると画像がぼやけてしまいます。特に露光時間が長いシーンでは、三脚を使用するか、スマートフォンをしっかり固定するとより良い写真が撮れます。
明るい環境では自動で無効になる
ナイトモードは暗い場所でのみ有効になり、環境が明るすぎると自動でオフになります。意図的に暗い場所を選ぶか、露出設定を調整することでナイトモードを活用しやすくなります。
iPhone 15シリーズのナイトモードは、進化した画像処理技術により、より鮮明で高品質な夜間撮影が可能になりました。Proモデルでは全レンズ対応、フロントカメラでも利用できるなど、撮影の幅が広がっています。
ただし、手ブレの影響を受けやすいため、安定した状態で撮影することが重要です。ナイトモードの特性を理解し、より美しい夜景や暗所撮影を楽しんでください。
ナイトモードの時間設定と最適な使い方
iPhoneのナイトモードでは、露光時間を手動調整できます。適切な設定を行えば、夜景や星空をより美しく撮影可能です。
露光時間の設定方法
ナイトモードが有効になると、画面上部に月のアイコンが表示されます。これをタップするとスライダーが現れ、1~30秒(iPhone 16 Proは最大60秒)の範囲で設定できます。
シーンごとの最適な露光時間
- 夜景(街灯あり):3~5秒
- 月明かりのある風景:10~15秒
- 星空撮影(三脚使用):30秒以上
手持ち撮影時の注意点
手持ちの場合、露光時間は2~3秒程度に抑えるのが理想です。それ以上長くすると、手ブレで写真がぼやける可能性があります。
三脚を使う場合の最適設定
三脚を使えば、30秒以上の長時間露光が可能になります。星空を撮る場合は、ISO感度を800程度にし、露光時間を30秒に設定すると、鮮明な写真が撮れます。
適切な露光時間を設定すれば、暗所でもクリアで美しい写真が撮影できます。ナイトモードを活用し、理想の一枚を撮りましょう。
ナイトモードがいらない場合の無効化方法

ナイトモードは暗い環境で自動的に作動し、明るく鮮明な写真を撮影できる便利な機能です。しかし、夜景の雰囲気をそのまま残したい場合や、シルエットを強調したいときには不要に感じることもあります。
また、長時間露光による手ブレが発生しやすく、意図しない仕上がりになることもあります。こうした場合、ナイトモードを手動でオフにする方法を知っておくと便利です。
撮影時に一時的にナイトモードをオフにする方法
カメラアプリを開くと、ナイトモードが自動で有効になることがありますが、一時的にオフにすることが可能です。
- カメラアプリを開く
- 画面左上(縦向き時)の「月のアイコン」をタップ
- スライダーを左端に移動し、ナイトモードをオフにする
この設定は撮影中のみ適用され、カメラを再起動するとナイトモードが再び有効になります。
ナイトモードを完全に無効化する方法
毎回オフにするのが面倒な場合は、設定で無効化できます。
- 設定アプリ を開く
- カメラ を選択
- 設定を保持 をタップ
- ナイトモード をオンにする
この設定後にカメラアプリでナイトモードをオフにして閉じれば、次回以降もオフの状態が維持されます。
ナイトモードは暗い環境で自動的に作動しますが、撮影環境を明るくすることで回避できます。例えば、外部ライトを追加したり、フラッシュをオンにすることでナイトモードが無効になることがあります。撮影の意図に応じて最適な設定を選ぶと、思い通りの写真が撮れます。
ナイトモード非対応機種で夜景を綺麗に撮る方法
ナイトモード非対応のiPhoneでも、適切な設定や工夫をすれば美しい夜景を撮影できる。具体的な方法を紹介する。
露出補正を活用する
iPhoneのカメラには、明るさを調整できる露出補正機能がある。カメラアプリを開き、被写体をタップしてピントを合わせる。画面上に表示される「太陽マーク」を上下にスライドさせると明るさを調整できる。適度に明るくすることで、夜景を鮮明に撮影可能。ただし、明るくしすぎるとノイズが増えるため注意が必要。
シャッター速度とISO感度を調整する
標準カメラアプリではシャッター速度やISOを手動で設定できないが、サードパーティ製のカメラアプリを使えば調整可能。おすすめの設定は以下の通り。
・ISO感度:800~1600
・シャッター速度:1/4秒~1秒
ISO感度を高くすると暗所でも明るく撮れるが、ノイズが増えやすい。シャッター速度を遅めにすることで光を多く取り込み、より美しい夜景が撮影できる。
三脚を使用する
手ブレは夜景撮影の大敵。ナイトモードがない機種では特に影響が大きいため、三脚を使ってカメラを安定させるとクリアな写真が撮れる。100円ショップや通販サイトで手軽にスマホ用三脚を入手できるので、ぜひ活用したい。
HDRモードを活用する
iPhoneの「HDR(ハイダイナミックレンジ)」モードをオンにすると、明暗のバランスが取れた写真が撮れる。特に街灯やネオンがある夜景では、白飛びや黒つぶれを抑えられるため、有効に活用したい。
最新機種への買い替えが必要なケース
iPhoneのカメラ機能は年々進化しており、特にナイトモードを含む暗所撮影の性能は大きく向上しています。現在のiPhoneが古い場合、買い替えを検討すべきケースもあるでしょう。
ナイトモード非対応機種を使用している場合
iPhone 11以前の機種ではナイトモードが搭載されていないため、暗所撮影のクオリティが大きく異なります。もし夜景や室内の暗い場所での撮影を頻繁に行う場合は、ナイトモード搭載機種へ買い替えると、より美しい写真が撮れるでしょう。
手ブレ補正の進化を求める場合
最新のiPhoneでは「センサーシフト光学式手ブレ補正」が搭載されており、手持ち撮影でもブレが少ない写真を撮影できます。特にiPhone 14 ProやiPhone 15 Proでは、手ブレ補正の精度が大幅に向上しており、三脚なしでもクリアなナイトモード撮影が可能です。
高解像度のナイトモードを利用したい場合
iPhone 15 Proシリーズでは、48MPの高解像度センサーを活用したナイトモード撮影が可能です。従来の12MPカメラと比べて、より細かいディテールまで鮮明に記録できるため、本格的な写真撮影をしたい人には魅力的な機能です。
現在のiPhoneで満足できない場合は、最新機種への買い替えを検討すると、より快適に写真撮影を楽しめるでしょう。
iPhone ナイトモードない場合の原因と対処法まとめ
- iPhoneのナイトモードはiPhone 11シリーズ以降に搭載
- すべてのレンズが対応しているわけではない
- iPhone 12/13の標準モデルは広角レンズのみ対応
- iPhone 12 Pro/13 Pro以降はすべてのレンズで利用可能
- iPhone 15 Proシリーズでは高解像度センサーで画質向上
- 明るい環境ではナイトモードが自動で無効になる
- フラッシュやLive Photosがオンだとナイトモードは無効化される
- ナイトモード非対応のレンズではアイコンが表示されない
- iOSが古いとナイトモードの動作が不安定になる可能性あり
- 設定アプリからナイトモードのオンオフを保持できる
- 露光時間を手動調整し、最適な設定で撮影可能
- 三脚を使うとブレを抑えて綺麗な夜景が撮影できる
- ナイトモード非対応機種は露出補正やHDRで代替可能
- サードパーティ製カメラアプリでシャッター速度を調整可能
- ナイトモードを活用するなら最新のProモデルが最適